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横浜市立大学 大学院医学研究科 微生物学•分子生体防御学 SARS-CoV-2に対する銀ナノ粒子の強力な抗ウイルス効果 

Biochem Biophys Res Commun
。2020年11月26日;533(1):195-200。 土井:10.1016/j.bbrc.2020.09.018。 Epub20209月11日。
SARS-CoV-2に対する銀ナノ粒子の強力な抗ウイルス効果
スンダララジSエレミヤ 1、 宮川圭 1、 森田武 1、 山岡雄太郎 2、 アキヒデ・リョウ 3
所属 拡大
PMID: 32958250 PMCID : PMC7486059 DOI: 10.1016 / j.bbrc.2020.09.018
無料のPMC記事
概要
COVID-19のパンデミックは、効果的な抗ウイルス対策が不足しているため、抑制されずに広がっています。銀ナノ粒子(AgNP)は抗ウイルス特性を有することが研究されており、SARS-CoV-2を阻害すると推定されています。SARS-CoV-2に対する効果的な薬剤が必要なため、AgNPの抗ウイルス効果を評価しました。さまざまなサイズと濃度の多数のAgNPを評価し、直径約10 nmの粒子が1〜10 ppmの範囲の濃度で細胞外SARS-CoV-2を阻害するのに有効であり、細胞毒性効果が20ppm以上の濃度で観察されることを観察しました。 。ルシフェラーゼベースの偽ウイルス侵入アッセイは、AgNPがウイルスの完全性を破壊することによりウイルス侵入ステップを強力に阻害することを明らかにしました。

キーワード: COVID-19; コロイダルシルバー; SARS-CoV-2; 銀ナノ粒子。

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利害の対立に関する声明
競合する利益の宣言著者は、この記事の内容に直接関連する利益の衝突はありません。YYは関東化学株式会社の現従業員です。
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ナノ純銀粒子が新型コロナウイルス及び変異型ウイルスを破壊 

変異型コロナウイルスの脅威が騒がれてます。
ワクチンも効かないとの話しもあります。 
早い話し感染しない事が一番大切だと思います。 
私はマスクや身体全体にナノ純銀担持タルク溶液を日々噴霧してます。
ナノ純銀は人畜無害ですが、ウイルスや微生物などに取っては脅威そのものです。ウイルス等がナノ純銀に触れた瞬間にウイルス等は破壊されてしまいます。
変異型ウイルスだろうがどんなにウイルスが変異してもナノ純銀には破壊されてしまいます。
ナノ純銀コア技術 エビデンス
http://www.ufs-tec.com/service/data.shtml

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JAEAはパクリ機構かな 

2021.4.18
JAEAが豚の骨がストロンチウム等放射性物質等を吸着するとNHKのニュースで流しました。が、それって私が過去にJAEAに渡した骨炭(骨炭)のパクリでは?

https://news.mynavi.jp/article/20110811-hotaru/?fbclid=IwAR0gs_4z7Uuy03z50dcYxkfpdKhz5PsjY6U7xTKF5tUCrdoGg1f5vkVCYOs

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ナノ純銀担持体によるトリチウム等の低減 

2013月10月21日にIRID(国際廃炉研究開発機構)に提出しました。

ナノ純銀担持体の広範な放射性核種変換能力の活用

[様式2(汚染水処理対策委員会に報告し、一般公開となるものです)]
  提案書
技術分野 ② 汚染水処理(トリチウム処理等)(「技術提案募集の内容」の該当番号を記載)
提案件名 ナノ純銀担持体の広範な放射性核種変換能力の活用
提案者 岩崎 信
1. 技術等の概要(特徴、仕様、性能、保有者など)

特徴:
最新ナノテクノロジーを用いたナノスケール純銀(以下文中、ナノ銀)担持体により、予想されるその広範な放射性核種に対する高い核変換能力を活用して、より効率的な汚染水処理(トリチウム処理等)の実現に資する.
我々の提案する方法は、基本的に極めて簡易であり(電源を使う場合でも、仮に電源が落ちても最低限の機能は果たす)、実験・小規模除染レベルのデータからは相当に効率的で革新的なものである。

仕様:
・例えば、ALPSから排出される処理水を、専用濾過装置を通過させて二次的に処理し、放流可能な告示濃度(要求)の濃度に低減化することを期待する。
・専用濾過装置としては、汚染水処理の実績があるナノ銀坦持白御影石の濾材を用いた多段階濾過装置の採用が考えられる。
・また、新開発の網状SUS製にナノ銀を坦持させたものも試す価値がある。
・補強として、ナノ銀坦持溶液を直接、処理水に投入することも容易に併用できる。

性能:
・我々は、これまで放射性セシウムという限られた対象について、極めて複雑な体系:土壌について、実験や小規模な実地テストしかしていない。よって、処理水のトリチウムについてどの程度の処理速度が実現できるか不明である。しかし、後で述べるように、ナノ銀の働きがLENRだと仮定すれば、広い核種に適用可能と思われ、それ故トリチウムにも有効と考えるのは自然な発想である。そして、理想的な反応系が構成出来れば、その半減期12年に比べて十倍以上速い速度で、減衰できるものと期待する。

保有者:
阿部宣男(東京都板橋区ホタル生態館主任)と岩崎信(個人)を代表とする「ナノ純銀による放射能低減システム研究会」。

備考(以下の点など、可能な範囲で記入)
・開発・実用化の状況(国内外の現場や他産業での実績例、実用化見込み時期を含む)

国内外の現場や他産業での実績例:
以下の地区で、現地でのセシウム放射能低減の試行・試験が実施された。 (3)(4)は関係自治体の多大なご協力の下で実施されたことを付記する:
(1) 2011年3月末から4月中 東京都板橋区ホタル生態館建屋(館内を含む)および、その敷地土壌に大量のナノ銀担持コラーゲン液を散布し、環境の線量がおよそ1/10に低下し、同館雨樋下の採取土壌試料の場合も1カ月で放射性セシウムの線量がおよそ半分から1/10に低下.

(2) 2011年12月10日 郡山市内A保育園屋根除染作業における除染水処理で、汚染水をナノ銀担持白御影石と骨炭の混合体を濾材とした4段濾過装置:愛称ルーシーを3回通過 <時間制限で最大> させると1/3に低下し、濾材の残留放射能も10日間の保管管理だけでおよそ半分以下に低下した.

(3) 2011年12月23日 千葉県我孫子市 クリーンセンターの汚泥土壌の試験でおよそ半分に低減。

(4)2012年3月27日 千葉県柏市南部クリーンセンターにおける焼却灰の放射能低減実験(対照処理
<水道水処理> ではほとんど変化ないのに比べて、ナノ銀担持体(骨炭+コラーゲン液)による処理で約半減させた。

実用化見込み時期:
我々の現在保有する知見・技術では、土壌や焼却灰等に残留する放射性セシウムに有効であることは、数々の実績や実証実験から概ね明らかになっている。ただし、効果が対象の化学形態の依存する可能性もあるので、福島F1サイトでもそのまま直ぐに機能すること保証するものではない。
この作用は、世界において一部の科学者が別な視点からの数々の実験実績を基に研究領域を形成しつつある低エネルギー核反応(LENR)による核変換の一種であろうと推測する。そうであれば、その実績からは相当に広い核種が対象となっているので、ナノ銀の働きについても、その強度(反応速度)はともかく、他の放射性核種についての有効性は論理的を否定する根拠は無い。換言すれば、トリチウムやストロンチウム、その他の放射性核種への有効性は、実験によってのみ確認可能と考えている。
我々は、他の放射性核種への有効性については自然放射性物質を対象に調査を開始しつつある。
もとより、多様な放射性核種の同定や有効性試験は国内の限られた施設のみ可能であり、そこで試験をしてもらえれば幸甚である。東電F1サイトでの小規模の数々の試行・試験がまずはもっとも効果的である考える。少しでもその有効性が見えれば基礎研究による方法の高度化、関連設備の中規模化・最適化研究を経て大規模化は各試験研究機関、研究組織での次の課題となる。

特記1: 
ナノ銀の放射性セシウムの低減現象は、おそらく新奇で極めて特異な現象であり、専門家諸氏には容易に理解しがたいものと思われるが、上述の理由から、我々の実験では確認されてはいないが敢えて案件名に「核変換」という表現を入れた。
何れにしろ、我々のこれまでの検証方法や判断が無謬であると強弁するつもりは全く無く、現在も種々の確認作業を続けている。
多くの独立の検証実験、追試を望むものである。

特記2: 
エンジニアリングの歴史を紐解くまでもなく、人間は無数の失敗を積み重ね学んできた長い歴史を持っており、現代も例外ではない。放射能対策についても、東電F1サイトは極めて貴重な人類の学びの場である。この世に万能な装置やシステムなどというものは無いのであって、ある項目に特徴のあるものは別な状況においてが弱点にさえなる。現場では応急的な処理の必要性が高い状況という制約があることは十分承知をしているが、対応システムには冗長性を持たせることを是非望みたい。

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銀ナノ粒子が新型コロナウイルスの感染を阻止することを発見。 

横浜市立大学医学研究科
微生物学・分子生体防御学
銀ナノ粒子が新型コロナウイルスの感染を阻止することを発見。
ウイルス感染モデル細胞を用いて、2–15 nmサイズの銀ナノ粒子が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の細胞への侵入を顕著に阻害することを明らかにしました。
https://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~saikin/?p=972
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32958250/

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2021年東京オリンピックでホタルの舞う環境で・・・ 

2021年に東京でオリンピックとパラリンピックが開催されます。
ホタルが舞う環境を作れば安心安全な事がアピール出来ます。
ホタルが舞う環境は水・土壌・植物・空気が綺麗だとの証明になります。

例えば選手村の周りに水路を巡らせば
①ヒートアイランドの防止
②Co2の削減
③ホタルが舞うことで選手及び関係者への癒し効果の提供
④水路があることにより防犯的にも優位
⑤開催が終わった後でも良い環境が保て、広く国民に憩いの場となる等々と沢山あります。

ゲンジボタルの篝火
ゲンジボタルさんの篝火

僕、ヘイケボタルです。
ヘイケボタルさん

20060630170620.jpg
板橋区ホタル生態環境館・外せせらぎでのホタル舞



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ゲンジボタルの発光パターンについて(生物地理学会原著論文) 

「ゲンジボタルの発光パターンに及ぼす温度環境り影響」
-地理的差異による2型分布に対する考察として-

日本生物地理学会 第59巻第2004年12月20日 

阿部宣男1・3,稲垣照美1,石川秀之1,安達政伸1,干場英弘2 
1〒316-8511日立市中成沢4-12-1 茨城大学大学院理工学研究科
2〒175-8571東京都板橋区高島平1-9-1 大東文化大学第一高等学校
3〒175-8571東京都板橋区高島平4-21-1板橋区ホタル飼育施設


 ホタルの発光パターンは,雌雄間のコミュニケーションの手段として知られている.日本に生息するゲンジボタルにおいて,その発光パターンは,現在2つのタイプとその中間型の存在が報告されている(Ohba, 1984; 大場信義,1988).すなわち,西日本に生息する2秒間隔で発光するタイプ,東日本に生息する4秒間隔で発光するタイプ,およびその境界地域に見られる3秒間隔で発光するタイプである.近年,この地域による発光パターンの相違を遺伝子レベルで確認する試みがなされ,ミトコンドリアCOⅡ遺伝子の各地域における相違が調査されてきた(鈴木, 1999; Suzuki, 2002).その結果,発光パターンの地域性と矛盾しない見解が出ているが,地域によるばらつきもあり,また上記遺伝子は発光を調節する遺伝子とは独立しているため,遺伝子解析による発光パターンの地域性解明とは直接に結びつかないと考えられる.
我々は,ゲンジボタルの光のゆらぎと人の感性を分析する過程(稲垣ほか, 2001; 阿部ほか, 2003a; 阿部ほか, 2003b)で,上記2種の発光パターンを識別することが難しいという事実に遭遇した.したがって,本研究では,統計解析や画像解析を援用して,ホタルの発光パターンがその生息環境,特に温熱環境から受ける影響を実験的に明らかにすることにした.

Abstract: The effects of ambience temperature environment on the light emission pattern of Genji firefly, Luciola cruciata, are examined in the present study. We gave a consideration to the common theory that claims the existence of two main geologically distributing types of the fireflies, such as the West-Japanese, 2 seconds flash type and the East-Japanese, 4 seconds flash type. The light emission pattern of the fireflies become short toward the high temperature around 25℃ and long under the low temperature toward 15℃, regardless of their geological backgrounds.
Keywords: Genji firefly, Light emission pattern, Temperature environment


材料と計測方法

 材料 研究対象であるゲンジボタル(Luciola cruciata Motschulsky, 1854)は,東京都板橋区立エコポリスセンターホタル飼育施設(以下,ホタル飼育施設)で累代飼育している個体(1989年に福島県大熊町から移入)の他,秋田県本荘市,徳島県阿波池田町,福岡県北九州市のそれぞれの地域からホタル飼育施設に成虫を輸送したものである.比較として測定したヘイケボタル(Luciola lateralis Motschulsky, 1860)は,栃木県栗山村から1989年にホタル飼育施設に導入し,累代飼育をしているものである.
計測方法 ここでは,図1に示したようなアクリル製シャーレ(幅 20 cm,高さ 20 cm)にそれぞれのホタル(雌雄混合)を入れ,ベンチレータで,温度を 15℃から 25℃まで温度を上昇させその後, 25℃から 15℃まで温度を下降させた時(以下,“上昇下降測定”とする)と,この逆の温度変化,すなわち 25℃から 15℃まで温度を下降させその後,再び 25℃まで温度を上昇させた時(以下,“下降上昇測定”とする)のホタルの発光パターン(明滅間隔の変化)を撮影・測定し,各温度での明滅間隔の平均と信頼区間を求めた.このアクリル製シャーレ内は,6つの小部屋に独立して分割され,雌雄の組み合わせ匹数は,常時 1:5 である.したがって,雌雄を区別して計測を行うことができる.なお,湿度は,いずれも 80~95%の条件下で調査した.
ゲンジボタルの撮影は,6月上旬から下旬にかけて,ヘイケボタルの撮影は7月中旬から下旬にかけて,ホタル飼育施設において行った.撮影には,デジタルビデオカメラ(シャープ製VL-PD7, 京セラ製DV-L200)を用い,カメラは照射を弱めた赤外線暗視モード(ナイトショット)に設定した.時間分解能は, 1/30 secである.なお,正確な輝度データ採取の妨げとなり得るビデオカメラの自動機能は作動しないよう予め設定した.すなわち,ホタルの明滅に伴う自動露出補正機能の誤作動が生じないようホワイトバランスを固定し,また暗闇においてはオートフォーカスが正確に機能しないことから手動焦点調節に切り換え,パンフォーカス撮影とした.以上の工夫により,ホタルの淡い光の明滅を正確に撮影することが可能となった.なお,一連の計測では,湿度も同時に計測した.
画像処理法 ゲンジボタルあるいはヘイケボタルの明滅の一連の動画像を,動画像処理ボードを介してコンピューターに取り込んだ.この際,動画像の時間分解能が 30 frame/secであることから,サンプリング周波数を30 Hzとし,総数 1024 frame(時間にして 34.1 sec間)の画像を取り込んだ.この計測条件は,ホタルの明滅持続時間による生態的な要因を考慮したものである.次に,コンピューターに取り込んだ動画像は,画像濃度変位量解析システム((株)ライブラリー製, Gray-val32)により画像処理し,発光パターンの輝度変動に関する時系列データを構築した.その後,得られた時系列データから発光パターンの明滅間隔を測定し,温度上昇時と下降時の各温度での平均と信頼区間を求める.この時,信頼区間は 95%とした.すなわち,ホタルの発光パターンの時間変動を図2に示すように定義した.発光の発生時間をt1,t2,t3,…,tnとし,その差から明滅間隔i1,i2,i3,…,in を求める.なお一連の明滅間隔の測定には,比較的明滅の区別が明確な映像を用い,データ数を 1024 frameとした.
ホタルの発光にはフラッシュ発光,刺激弱光,微光,飛翔時の発光(矢島, 1978; Ohba, 1983)などいくつかの様式が報告されているが,これら調査では小型のアクリル容器と言う閉鎖環境での調査であったため,容器内で雌雄が発光したすべてのパターンを一括して対象とし,温熱環境の変遷や地理的偏差がホタルの明滅間隔に及ぼす全体の傾向を調査するに至っていない.

結果及び考察

 ゲンジボタルの温度変化 図3は,板橋区ホタル飼育施設で採取したゲンジボタル(雌雄混合)をベンチレータに入れ,上昇下降測定を行った時の明滅間隔の変化をまとめたものである. 25℃時はほぼ 1.5 sec周期で明滅し, 15℃時は 2.0~2.7 sec周期で明滅した.図4は,下降上昇測定の結果を示したものである. 15℃時は 3.5~3.6 sec周期で明滅し, 25℃時は 1.9~3.5 sec周期で明滅した.
図5は,徳島県池田町で採取した西日本型のゲンジボタル(雌雄混合)をベンチレータに入れ,上昇下降測定を行った結果を示したものである. 25℃時はほぼ 1.6 sec周期で明滅し, 15℃時はほぼ 2.5~3.5 sec 周期で明滅した.図6は,このホタルを下降上昇測したものである. 25℃時は 1.6~2.3 sec周期で明滅し, 15℃時は約 3.4 sec周期で明滅した.
図7は,北九州で採取した西日本型のゲンジボタル(雌雄混合)をベンチレータに入れ,上昇下降測定を行った結果を示したものである. 25℃時はほぼ 2.0 sec周期で明滅し, 15℃時は 2.5~3.8 sec周期で明滅した.図8は,下降上昇測定の結果を示したものである. 15℃時は 3.6~4.1 sec周期で明滅し, 25℃時は 1.7~1.9 sec周期で明滅していることがわかる.
図9,10は,秋田で採取した東日本型のゲンジボタル(雌雄混合)をベンチレータに入れ,それぞれ,上昇下降測定,下降上昇測定を行った結果を示したものである.前者では, 25℃時はほぼ 1.5 sec 周期で明滅し, 15℃時は 2.8~3.0 sec 周期で明滅した.また,後者では 15℃時は 2.8~3.6 sec 周期で明滅し, 25℃時は 1.7~2.4 sec 周期で明滅した.
以上の結果から,ゲンジボタルは,温度が上昇すると徐々に発光間隔が短くなり,逆に温度が下降すると発光間隔が長くなることが判明した.このことからも,発光パターンは,温熱環境に大きく影響を受けることが判断できる.

 ホタル飼育施設では,上記のホタルの他に,青森県弘前市(東日本型),福岡県北九州市(西日本型)から輸送したゲンジボタルと,施設で飼育しているゲンジボタルをそれぞれ別のプラスチック容器(20 ㎝ × 40 ㎝ × 25 ㎝)に入れて同じ室内(18~21℃に調節)に並べて,同時明滅の発光パターンを観察した.その結果,これら3地域からのホタルは,同じ温度条件下では同調して発光した.また,これらのホタルを同じ容器に入れたところ,交尾も行われ,それぞれの子孫をも残している(阿部ほか,投稿準備中).プラスチック容器内での同時明滅は,野外などでの同時明滅とほぼ同じ現象であると考えられ,発光パターンと温熱環境の変化の関係は,地理的偏差と関連して重要な関係であると考える.
ヘイケボタルの温度変化 図11は,ホタル飼育施設で採取したヘイケボタル(雌雄混合)をベンチレータに入れ,上昇下降測定を行った結果を示したものである. 25℃時は 0.4~1.0 sec 周期で明滅し, 15℃時は 0.9~1.1 sec 周期で明滅した.図12は,下降上昇測定を行った結果である. 15℃時は 0.8~2.3 sec 周期で明滅し, 25℃時はほぼ 0.5 sec 周期で明滅した.この測定において, 15℃時に 0.8~2.3 sec 周期と変化が大きかったのは,観察された個体数が2と少なかったことに起因すると考えられる.しかしながら,ヘイケボタルも,ゲンジボタルと同様に,温度が上昇すると徐々に発光間隔が短くなり,逆に温度が下降すると発光間隔が長くなることから,発光パターンは,温熱環境に大きく影響を受けることがわかる.

ゲンジボタルとヘイケボタルの発光パターンを比較したとき,過去の報告通り(大場, 1979),ヘイケボタルの方が発光間隔は短かった.また,ヘイケボタルにおいては,その発光間隔への温度の影響がゲンジボタルのそれより小さいようである.このことは,ヘイケボタルの方が元々の明滅パターンが早いことに原因しているのであろう.

 発光パターンの温熱環境による変遷 以上の結果から,ホタルの発光パターンは,採集場所や雌雄に関わらず,周囲温度に大きく影響を受けることが示された.ホタルは,温度が上昇すると徐々に発光間隔は短くなり,逆に温度が下降すると発光間隔は長くなることから,発光パターンは温熱環境に大きく影響を受けることが判断できる.また,ホタルの明滅間隔は,温度を上昇させてから下降させた場合と下降させてから上昇させた場合のいずれにおいても,温度を上昇させた時と下降させた時では同一温度でも明滅間隔に差が生じる.すなわち,温度を下降させた時の方が同一温度でも明滅間隔が長くなる傾向にある.

まとめ

 本研究で測定したのは,シャーレという限定空間で測定し,求愛行動に現れる明滅現象とは必ずしも一致していないが,こうした温度の発光パターンへの影響は飛翔時にも現れるものと思われる.このことから,各地でみられる発光間隔の違いは,地域による周囲気温の違いによる可能性がある.一般に自然界では,日没後,温度が下がる傾向にある時に上昇下降条件下で発光するものと考えられる.しかしながら,今回のような比較的短時間の温度変化条件下における実験が,どの程度自然界の現象を再現できているのかに関しては,今後の重要な研究課題である.

謝 辞

本報告を提出するにあたり,故酒井精六博士にご尽力を賜った.深謝の意を表する次第である.

引用文献

阿部宣男・稲垣照美・石川秀之・松井隆文・安久正紘, 2003. ホタルの光と人の感性について「発光現象のゆらぎ特性」. 感性工学研究論文集, 1: 35-44.
阿部宣男・稲垣照美・木村尚美・松井隆文・安久正紘, 2003. ホタルの光と人の感性について「感性情報計測と福祉応用」. 感性工学研究論文集, 3: 41-50.
稲垣照美・犬塚浩二・安久正紘・赤羽秀朗・阿部宣男, 2001. 「ホタルの発光パターンにおける1/fn ゆらぎ現象と癒し効果」. 日本機械学会論文集C編, 67: 365-372.
大場信義, 1979. ホタルの発光パターンと活動習性予報.神奈川県博物館協会会報,41: 1-9.
Ohba, N. 1983. Studies on the communication system of Japanese fireflies. Sci. Rept. Yokosuka City Mus. 30: 1-62, pls. 1-6.
Ohba, N. 1984. Synchronous flashing in the Japanese firefly, Luciola cruciata (Coleoptera: Lampyridae). Sci. Rept. Yokosuka City Mus. 32: 23-33, pl. 8.
Suzuki, H., Sato, Y. & Ohba, N. 2002. Gene diversity and geographic differentiation in mitochondrial DNA of the Genji firefly, Luciola cruciata (Coleoptera: Lampyridae). Mol. Phylogenet Evol. 22:193-205.
大場信義, 1988. ゲンジボタル. 198 pp. 文一総合出版, 東京.
鈴木浩文, 1999. 多摩地域におけるゲンジボタル集団の遺伝的多様性と保全対策. 東京ホタル会議編 26 pp.
矢島稔, 1978. ホタルの日周活動と発光信号-ゲンジボタルの場合. インセクタリウム 15: 12-19.




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ナノ銀の歯へ応用 

https://pikasshu.jp/pikasshu/

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抗インフルエンザウイルス活性を有するキトサン/ 銀ナノ粒子複合材料 

宇宙航空環境医学 Vol. 47, No. 4, 2010
一般演題 
35. 抗インフルエンザウイルス活性を有するキトサン/ 銀ナノ粒子複合材料
森 康貴1,3,藤田 真敬2,辻本 由希子1,福島 功二1,吉村 一克1
1航空自衛隊航空医学実験隊
2防衛医科大学校防衛医学研究センター異常環境衛生研究部門
3防衛医科大学校防衛医学研究センター医療工学研究部門
Chitosan/silver nanoparticle composites with anti-influenza virus activity
Yasutaka Mori1,3, Masanori Fujita2, Yukiko Tsujimoto1, Kouji Fukushima1, Kazuyoshi Yoshimura1
1Aeromedical Laboratory, Japan Air Self-Defense Force
2Division of Environmental Medicine, Research Institute, National Defense Medical College
3Division of Biomedical Engineering, Research Institute, National Defense Medical College
【緒言】 2009年春から流行した新型インフルエンザに代表されるように,新たな感染症の発生とその拡大は,医療技術の発達した今日においても脅威である。特に航空機による世界規模の移動が広く普及する中,世界各地で発生する感染症の拡散が危惧される。
 空港,港湾等における水際対策は島国において特に重要とされる。航空機や空港内での消毒剤の噴霧は高い消毒効果が得られる一方,人体への悪影響や衣類,設備器材の劣化という弊害を生じる。抗菌材料による機内や空港内設備,座席,換気装置のフィルター,乗員の衣服やマスクの製造使用はこれらの弊害無く病原体の拡散リスクを減らすことができる。このため各種抗菌剤の開発が近年盛んに行われているが,高い抗ウイルス活性を示す抗菌性材料の報告は無い。
 我々は多くの細菌,カビ,ウイルスに対して強い抗菌性を有する銀ナノ粒子に着目し,同様に抗菌活性の強いキトサンに,均一に固定化することに成功した。本発表ではキトサン/ 銀ナノ粒子複合体の強力な抗インフルエンザウイルス活性と幅広い応用の可能性について報告する。
 【実験】 銀ナノ粒子は,平均粒径3.48±1.83,6.53±1.78および12.9±2.50 nmの水分散液(約70 μg/ml)を用いた。キトサン/銀ナノ粒子複合材料は,キトサン水溶液(10 mg/ml, 平均分子量54 kg/mol)と銀ナノ粒子分散液を混合した後,5 M NaOH水溶液にて沈殿させ,リン酸緩衝生理食塩水(PBS)にて洗浄して得た。複合材料の抗インフルエンザ性の評価には,A/PR/8/34 (H1N1)型インフルエンザウイルスを用い,1000 TCID50の感染価を有するウイルス液をPBS中で室温にて1時間接触させた後,上清の感染価を被感染細胞にMDCK細胞を用いて測定した。
 【結果および考察】 キトサン/銀ナノ粒子複合材料は,導入する銀ナノ粒子の量に依存して黄色~褐色の粉体として得られた。複合材料の透過型電子顕微鏡観察では,銀ナノ粒子がキトサンの基質中に凝集せずに分散して導入されていることが確認された。
 キトサン単独では抗インフルエンザウイルス活性を有さないのに対し,銀ナノ粒子を導入してキトサン/銀ナノ粒子複合材料とすることで抗インフルエンザウイルス活性が発現した。複合材料の抗インフルエンザウイルス活性は,導入した銀ナノ粒子の量が増加するほど高くなった。また,銀ナノ粒子の導入量が同一の場合,本研究で用いた銀ナノ粒子の粒径の範囲では粒径が小さいほど強い活性を示した。
 これまでに研究された銀ナノ粒子の抗ウイルス性の発現機構は,銀ナノ粒子がウイルスのレセプターサイトへの吸着により発現すると考えられており,本研究で合成したキトサン/銀ナノ粒子複合材料も同様のメカニズムであると考えられるが,性能を的確に制御するためには詳細なメカニズムの検討が必要だと考えられる。

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Bombus lapidarius(外来種アカオマルハナバチ)とBombus ignitus(在来種クロマルハナバチ)の交尾 

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Bombus Lapidarius(アカオマルハナバチ)が日本の在来種として輸入されていたら・・・ 

頭が左に向いているのがBombus ignitus(在来種クロマルハナバチ)。頭が右に向いているのがBombus Lapidarius(アカオマルハナバチ)です。
アカオマルハナバチはヨーロッパ各地に普通に生息しています。直ぐに見分けが付かないと思います。仮にアカオマルハナバチが在来種クロマルハナバチと称してハウス栽培の授粉昆虫として輸入されていましたら大変な事だと思います。野外に逃げてしまったら特定外来生物セイヨウオオマルハナバチよりも遙かに見つけにくく、在来種クロマルハナバチと見分けが付かないと思います。在来種クロマルハナバチと交尾しても胚発生は無いと願っています。在来種クロマルハナバチは一回交尾なので、万が一交尾した場合は在来種クロマルハナバチ等は美しい日本から姿を消す可能性もあります。

Bombus ignitus

Bombus Lapidarius
写真はネットからです。

参考
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%83%90%E3%83%81
https://en.wikipedia.org/wiki/Bombus_lapidarius

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https://www.facebook.com/norio.abe.75

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Cytological evidence for triploid males and females in the bumblebee, Bombus terrestris. 

Ayabe T1, Hoshiba H, Ono M. Author information
Laboratory of Entomology, Faculty of Agriculture, Tamagawa University, Machida, Tokyo 194-8610, Japan.

Abstract
The presence of both triploid males and females in Bombus terrestris was detected by distinct chromosome observation. These cytological features are novel among the higher Hymenopteran insects. We thus strictly applied the complementary sex determination (CSD) model previously proposed for Hymenopteran insects. Three out of 60 sibling queens that were mated with diploid males produced both triploid males and females, and founded colonies. The male to female ratio of the bees which emerged from the fertilized eggs of the queens was approximately 1 to 1. Thus we reconfirm that the sex in B. terrestris is determined by a single multi-allelic locus. The body size of the triploid males was smaller than that of the diploid and haploid males. We found hatched eggs laid by one triploid female (worker). One of these developed into a 3rd instar larva, however most of the triploid individuals were sterile.

PMID: 15125635
[Indexed for MEDLINE]

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マルハナバチの抗菌作用 

Comp Biochem Physiol B Biochem Mol Biol. 2010 Jul;156(3):168-73. doi: 10.1016/j.cbpb.2010.03.007. Epub 2010 Mar 27.
Molecular cloning and antimicrobial activity of bombolitin, a component of bumblebee Bombus ignitus venom.
Choo YM1, Lee KS, Yoon HJ, Je YH, Lee SW, Sohn HD, Jin BR.
Author information

Abstract
Bombolitin is the most abundant component of bumblebee venom and shares structural and biological properties with melittin, a component of honeybee venom. Here, we describe the molecular cloning and antimicrobial activity of bombolitin isolated from the venom of the bumblebee Bombus ignitus. The B. ignitus bombolitin gene consists of 2 exons encoding 56-amino acid residues. The bombolitin isolated from B. ignitus venom is a 1.99 kDa mature peptide with 18-amino acid residues, and it is created by the cleavage of the probombolitin domain between Ala38 and Leu39. B. ignitus bombolitin exhibits venom gland-specific expression. We also investigated the antimicrobial properties of B. ignitus bombolitin against bacteria and fungi. The B. ignitus bombolitin showed high antibacterial activity against two Gram-positive and two Gram-negative bacteria. In addition, the B. ignitus bombolitin displayed antifungal activity against the plant pathogenic fungi Fulvia fulva and Alternaria radicina.
(c) 2010 Elsevier Inc. All rights reserved.
PMID: 20350616 [PubMed - indexed for MEDLINE]
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20350616

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ヘイケボタルさんの産卵 

ヘイケボタルさん29世代目の産卵。

ヘイケボタルさんの産卵

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