板橋区ホタル飼育施設内せせらぎでは様々な生物のドラマが繰り広げられています。今年はモリアオガエルの産卵が目に付きました。泡状の中に卵があり、産卵から約30日程度で孵化し、オタマジャクシになります。現在は特別天然記念物に指定されている箇所もあります。内せせらぎではモリアオガエルの他に美しい鳴き声のカジカガエルも生息しています。体色は地域により異なります。緑一色のものが一般的です。中には赤褐色や暗褐色の斑紋が混在している個体もおります。森林や湿地帯に棲み、樹上生活をしています。
日本(本土)では、産卵も樹上で行なう唯一のカエルです。池・沼・水田などの水面に突き出した木の枝や水辺の草むらなどに、黄白色の泡状の卵塊を産みます。産卵の際にはメス一頭に対して複数のオスが抱きつき、メスが産んだ卵塊を後肢でかき回して、泡状にします。孵化した幼生はそこから水面へと落ちて行きます。旨く引力を利用しています。産卵数は300〜500個ほどで、繁殖期は4月から8月頃です。 本種が生息する都道府県・市町村などでは、自治体指定の天然記念物とされていることが多いので採取等は厳禁です。
板橋区ホタル飼育施設のモリアオガエルが福島県と新潟県からの個体を累代飼育しています。

モリアオガエルの卵2006.7.7撮影:ホタル飼育施設

内せせらぎで仲良く朝の空気をお腹一杯に吸い込んでいるように見える幼モリアオガエル
2006.8.15日板橋区ホタル飼育施設内せせらぎに於いて