板橋区ホタル飼育施設の内せせらぎ及び外せせらぎではヘイケボタルがチラホラと自然羽化発生(自然界でも10月頃までは羽化している年もある)しています。もの悲しい光に同情したかのようにマツムシが光ではなく音色で応えています。カンタンも出て来ています。今月下旬には飼育施設内は鳴く虫のオーケストラが饗宴されます。
季節は確実に秋(冬)に向かっています。春と秋は、どちらかと言えば中途半端です。秋と冬の境は分かりません。夏と冬は明らかに違いが分かりますが、冬から春、秋から冬は誰も分からない境です。しかし、美しい四季の日本は虫の音色で秋を知る事が出来ます。春は桜の蕾から花びらが散るまで春と感じます。人それぞれにそれぞれの感性により四季の移り変わる感じ方が違いますが、「時」は人間や全ての動植物に対して平等に過ぎて行きます。
また、私達にどうしょうも出来ないのは「時間」と「愛」です。
日本人の感性は古代ギリシャ人とよく似ています。言葉や光・音を左脳で最初判断します。ホタルの光や虫の音色も言語とし最初判断し、右脳に運ばれ解析します。この脳の一連の働きは日本人特有です。古代ギリシャ人と日本人での共通点は?それは言語(言葉)です。日本語と古代ギリシャ語だけ「母音(あ・い・う・え・お)」で始まり「母音(あ・い・う・え・お)」で終わる言葉が存在します。例えば「愛・あい」「会う・あう」「青・あお」・・・沢山あります。残念ながら古代ギリシャ語はほぼ消え失せ、日本語だけが残っており、今尚使われ続けています。四季折々が美しい日本。「雨」と称する言葉だけでも50を超えます(例えば、梅雨・菜種梅雨・秋雨・・・等々)。
そんな綺麗な言語と自然を持つ私達は、この日本そして地球に生かされているという事を再認識し、感謝しなくてはなりません。

葉の上で静かに光を放すヘイケボタルのオス。

内・外せせらぎで羽化したマツムシ。