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コマルハナバチの自然巣 

 板橋区役所土木部管理課から大東文化大学第一高等学校干場英弘博士(生物教諭・玉川大・農学博士)に連絡が入り、民家(板橋区弥生町)の納屋の中にハチの巣を駆除して欲しいと要請依頼があり、私の所にも同時に連絡がありました。

 ホタル飼育施設(マルハナ担当)スタッフの綾部斗清研究員(玉川大出、現在は(株)武蔵野種苗園研究職・板橋区ホタル飼育施設に出向)の三人と、土木部職員3人、計6名で採取に出掛けました。小雨と時折、横殴りの雨の中、3年間開けた事の無い納屋で、外れ掛かっている木扉の隙間から働きバチさんが出てきました。
 
 何と驚く事に「コマルハナバチ」でした。納屋の持ち主様は「黒くて大きいからクマンバチ(正式にはクマバチ)だと思った」と苦笑いしてました。クマバチは単独行動で巣(コロニー)は作りませんよと説明しました。ハチ=スズメバチやアシナガバチ、クマバチと思い、必ず刺されると思っている人が殆どと思います。マルハナバチ類は殆ど刺すことは有りません。いきなり手などで掴まない限りは滅多に刺すことは無いです。

 採取したコロニーには創設女王も元気で新女王は18匹、働きバチが12匹、オスが2匹計33匹の世帯でした。

 在来マルハナバチ類は脅かすと引っ繰り返りビービーと可愛く羽を震わして威嚇します。とても威嚇とは思えません。セイヨウオオマルハナバチさんは在来種と比べ非常に機敏で攻撃的です。ヨーロッパで優占種でもあるセイヨウオオマルハナバチですので、当然ながら日本の風土に馴れれば、在来種は駆逐されてしまいます。

 因みに私はセイヨウオオマルハナバチさんに三回刺されました。これはかなり痛い痛いです。

 巣を壊さない様、慎重に取り出し、持参したケースに移し、板橋区ホタル飼育施設に運びました。巣を中心に設置し、回りを苔で覆い花粉・糖液を入れ暗い場所に置きました。

 コマルハナバチは北海道・沖縄を除く本州・四国・九州に普通に棲んでいます。が、閉鎖空間の中では、クロマルハナバチやオオマルハナバチ・エゾオオマルハナバチ等の様には簡単に飼育繁殖が出来ません。しかし、都会でも何処でも生息している彼等は環境の激変にも耐えうる能力があると思われます。しかし、人為的に増繁殖は厳しいのが現状です。何故?と考えさせられます。

 コマルハナバチを農業に展開した方が環境的にも生態的(遺伝子の撹乱も考慮する)にも良いと思います。地域個体差は当然考えなくてはいけませんが、他のマルハナバチ類よりも幅が広いと思います。

 セイヨウオオマルハナバチの規制が今年の9月1日から施行されますので、農家様も戦々恐々状態だとお察し致しております。私達が出来る事は小さな事かも知れませんが、一つでも農業にお役に立てれば幸せです。

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コマル新女王


写真上から納屋でのコマル自然巣・木箱に移した自然巣・新女王をピンセットで。
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