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東北被災地には外来動植物を入れない。 

 2011年3月11日午後2時46分に東北関東地方に大地震と巨大津波が予告もなく襲いました。お亡くなりになられた方がたに、心から哀悼の意を捧げます。また、被災された皆さまに心からのお見舞いを申し上げます。そして、危険な現場で救援に従事している国・内外の方々に心から敬意を表するとともに、従事されている皆さまの安全と救援の実が迅速にあがることを心から念じお祈りしております。

 板橋区ホタル生態環境館(旧名:板橋区ホタル飼育施設)のゲンジボタルは、平成元年(1989)私の母(平成16年4月没)の故郷である福島県双葉郡大熊町熊川から役場の許可を得て、300個の卵を採取し、世代交代を繰り返して来ました。今年で23世代です。板橋区のゲンジボタルは今日現在まで絶える事無く、大熊町の遺伝子を育んで来ました。他からは一度もゲンジボタルの個体や幼虫等を入れておりません。採取した当時は熊川も自然が豊でした。近年はゲンジボタルの数も減りました。採取した熊川は福島第一原発から4キロも離れておらず、原発の煙突等が見える光景でした。今回の震災で母の故郷も津波で跡形も無く流されました。また福島第一原発から大量の放射能汚染で大熊町及びその周辺には入る事は出来ません。非常に残念です。非常に悲しいです。物心付いてからも毎年、恒例行事の如く夏休み期間中は大熊町に居ました。母の実家もご先祖様のお墓も津波で流されました。今は衛星写真で過去と現在を見るだけです。

 今年の夜間公開は震災に見舞われた方々の為に希望の「光」、復興の「光」を灯しました。皆様にはゲンジボタルの灯火は福島県を初め、震災に遭われた東北の人達の魂だと思って頂けましたら幸いです。
東北ではホタルの光が見れる事はお亡くなりになった御霊が成仏された証としてと信じられています。

 東北では授粉昆虫は、輸入されているセイヨウオオマルハナバチ等を絶対に使用する事は法で定めなくてはなりません。特定外来生物法が制定されているのに一企業への利益優先で、無法地帯=日本です。ハウス栽培を行っている生産者も無関心に近いです。いま福島・宮城・岩手県に欧州からの外来生物セイヨウオオマルハナバチ等を使えば、ノゼマや未知のウイルス、カビ・ダニが蔓延する可能性は否めません。結果が出てからでは遅いです。既に「ノゼマ」が発生しています。

  一人でも多くの方々が声を大きくして外来生物撲滅を訴えて下さい。


     山我氏撮影福島県大熊町熊川半谷家
  平成24年6月25日福島県双葉郡大熊町「母の実家跡に立つ」山我祐生氏撮影
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